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はぐみ・たくみ
〜家づくり成功のポイントがわかる〜
おうち大好きな家事楽マニア「はぐみ」と、お得とDIYが趣味の「たくみ」がお届けします。
『後悔のない家づくり』
『家事楽シンプルライフでこころ豊かに』
をテーマに情報発信中です。ぜひ楽しんでいってくださいね。

◆一条工務店:勾配天井の平屋
◆商品:GRAND SMART(グランスマート)
◆建物:30坪
◆土地:53坪
◆契約:2023年8月
◆完成:2024年9月
◆住宅価格:約3,500万円(税込)
◆ローン:フラット35S
最後まで迷って固定金利を選びました。費用の話も詳しくご紹介します。
\やってよかった!/35万円特典あり一条工務店の紹介は ここから✨

【どれが自分に合う?】注文住宅・規格住宅・分譲戸建(建売り)の選び方と後悔しないポイント|家づくり初心者向け、徹底解説

目次

戸建てにも種類がある?注文住宅・規格住宅・分譲住宅の基本を知ろう

家を建てようと思ったときに、最初にぶつかるのが「どのタイプで建てるのがいいのか?」という疑問です。
注文住宅・規格住宅・分譲戸建(建売)は、見た目が似ていても「自由度」「価格」「完成までのスピード」がまったく違います。

後悔する人

分譲に決めたけど、本当はもっと自由に決めたかったな。

後悔する人

注文住宅の打ち合わせが大変だったな、予定外の出費で予算を超えちゃった。

といった後悔がないように、それぞれのポイントをまとめました。

この記事は、戸建てを検討中の方にオススメです

家づくり初心者の方が迷いやすい、3タイプをわかりやすく比較し「自分に合う家のタイプ」を見つけられるように整理しました。さらに、入居までの流れや注意点も具体的に紹介します。

はぐみ

さっそく見ていきましょう!

3つの住宅タイプを比較|違いをざっくり理解しよう

「どれも同じ“家”なのに、何が違うの?」という声をよく聞きます。簡単に言えば、

注文住宅はオーダーメイド・規格住宅はセミオーダー・建売住宅は既製品のようなもの。自由度とコスト、完成までのスピードといった点で大きく異なります。

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比較項目注文住宅規格住宅分譲戸建(建売)
自由度◎ 完全オーダー△一部セミオーダー× 固定仕様
コスト高め
坪単価80〜120万円
中間
坪単価60〜90万円
低め
坪単価50〜70万円
工期約6ヶ月〜1年以上約4〜6ヶ月約2週間〜2ヶ月
打ち合わせ多い少なめほぼ不要
向いている人理想を追求したい人バランス重視の人すぐ住みたい人

注文住宅|理想を叶える自由設計(フルオーダーメイド)

\注文住宅は完全オーダーメイドの家/

注文住宅の最大の魅力は、“暮らし方”から設計できること
たとえば「朝の光で目覚めたい」「キッチンから子どもを見守りたい」「夫婦どちらも個室を作りたい」といった希望も、設計士と一緒に形にできます。そのぶん時間や労力はかかりますが、完成した瞬間の感動はひとしお。
手間をかけてでも理想の家を建てたい」という方にぴったりの選択肢です。

メリット|注文住宅

  1. 間取り・仕様・デザインを自由に決められる
     家族構成やライフスタイルに合わせて、細部まで自分好みに設計できます。趣味の部屋や書斎など、ひとりひとりに必要な空間を設計すれば、暮らしの満足度が上がります。
  2. 性能にこだわった家づくりが可能
     断熱・耐震・防音など、性能面を追求した高品質住宅を目指せます。戸建て住宅でネックになる防犯面も、窓の性能を上げることでマンションより強固にすることも可能です。
  3. 土地を最大限に活かせる
     狭小地や変形地でも、建築士の工夫次第で理想的なプランを実現できます。
  4. 将来の変化に対応できる間取りを設計できる
     子育て期から老後までを見据え、可変性のある家をつくれます。
  5. 完成後の満足感が高い
     自分たちの思いを詰め込んだ分、暮らし始めてからの愛着が強くなります。こだわりを反映した間取りなら、完成済みの家にはない便利な生活ができます。
はぐみ

はじめは中古マンションも視野に入れていました。でも窓がシンプルな一枚ガラスで防犯面が心配に・・。今はトリプル構造の防犯合わせガラスで安心して暮らしています。

デメリット|注文住宅

  1. 費用が高くなりやすい
     オプション追加やこだわりの素材選びで、予算オーバーしやすい傾向にあります。土地・建物以外にも、外構費用や水道工事費などが発生します。
  2. 打ち合わせが多く、時間がかかる
     決める項目が多いため、負担に感じることもあります。特に、休日の打ち合わせは混みやすく希望の日にできない場合も。平日やオンライン面談などもうまく活用しましょう。
  3. 完成までに8ヶ月〜1年以上かかる
     設計や確認申請に時間がかかり、仮住まいが必要な場合もあります。
  4. 担当者との相性で満足度が左右される
     要望を正しく理解してくれる担当者か、相性がいいかどうかは大きなポイントです。担当者と設計士の腕次第で結果が大きく変わります。
  5. 完成するまで全体像をつかみにくい
     図面やCGではわからない、広さや明るさなどのギャップが起きやすいです。特にコンセントや照明を決める「電気図」は難解で、後悔しやすいです。
たくみ

実はわが家も、予算オーバーしました。はじめは規格住宅のつもりだったので、家族の間で話を詰めきれておらず、あれよあれよと金額がUPしてしまいました。

⚠️ よくある後悔例

注文住宅の場合・・

こだわりすぎて仕様が増え、気づいたら予算オーバー
早めに「譲れるポイント」「絶対に譲れないポイント」を整理しておくのが後悔しない家づくりのコツです。

実際に住むまでの流れと期間|注文住宅

住み始めるまで、おおむね8ヶ月から14ヶ月必要です。

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ステップ期間目安内容
① 情報収集・会社比較約1〜2ヶ月資料請求・展示場見学・候補選定
② 土地探し・設計プラン作成約2〜3ヶ月土地を決定し間取りを練る
③ 契約・詳細打ち合わせ約1〜2ヶ月設備・素材・仕様を決定
④ 着工〜上棟〜完成+外構工事約4〜6ヶ月工事期間。天候で延びることも
⑤ 引き渡し・入居約1ヶ月検査・登記・引越し

坪単価の平均は約80万円〜120万円となっています。

はぐみ

各ステップにどれだけこだわるかによっても、必要な時間と費用は変わってきます。

規格住宅|決まったプランをベースに選ぶ(セミオーダー)

\規格住宅とは、セミオーダータイプの家/

あらかじめ決められたプランから、間取りや設備を選ぶ家のこと。
打ち合わせが少ないぶん、選択肢の中から選ぶ感覚で気軽に進められます。「多少は選びたいけど、時間はかけたくない」という層に人気です。

メリット|規格住宅

  1. コストパフォーマンスが高い
     共通プランを採用することで、建築コストを抑えながら品質を維持しています。
  2. 打ち合わせが少なくスムーズ
     間取りや仕様がある程度決まっているため、短期間で建築が進みます。
  3. 品質・性能が安定している
     同じ設計・施工を繰り返すため、仕上がりにムラが少ないのが特徴です。
  4. 標準仕様でも性能が高い場合が多い
     一条工務店「ハグミー」・スウェーデンハウスの「へンマ ベスト」など、高気密・高断熱にこだわった規格住宅やセレクト住宅もあります。
  5. 価格が明確で資金計画が立てやすい
     注文住宅に比べて追加費用が少なく、見積もり段階で総額が把握しやすいです。

デメリット|規格住宅

  1. 間取り・仕様の自由度が低い
     「壁を増やしたい」「窓位置を変えたい」など細かな変更が難しいことも。
  2. 土地形状に合わないケースもある
     敷地条件にプランが対応できないと、建築できません。北側斜線制限や外構スペースの兼ね合いで一部だけ変更するなどは通常できません。その場合は注文住宅を検討する必要があります。
  3. デザインが似通いやすい
     同じシリーズ内で外観が似てしまうことがあります。
  4. 外構費が別途かかる
     カーポートや庭の造成が含まれないことがほとんどです。注文住宅と同じように、土地・外構費用は別途準備する必要があります。
  5. 取り扱いエリアが限定される場合も
     地域によっては希望の商品が建てられないことがあります。

⚠️ よくある後悔例

規格住宅の場合・・

契約後に、「やっぱりここに収納がほしいな。」「回遊導線にしたい。」と新たな希望が出てくることがあります。しかし基本的に間取りの変更はできないので希望に近いプランを選びましょう。

モデルハウスや、住まいの見学会などで実際の動きを確認し、「自分たちの暮らし方に本当に合っているか」をしっかりチェックしておくのが後悔を防ぐコツです。

実際に住むまでの流れと期間|規格住宅

住み始めるまで、おおむね6ヶ月から10ヶ月必要です。

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ステップ期間目安内容
① プラン選定・会社比較約1ヶ月商品ラインナップを比較
② 土地契約・設計調整約1〜2ヵ月規格に合う土地を確定
③ 詳細打ち合わせ約1か月内装やカラーを選ぶ
④ 着工〜上棟〜完成+外構工事約3〜4ヶ月組立・仕上げ・検査
⑤ 引き渡し・入居約1ヶ月登記・引越し準備

坪単価の平均は約60万円〜90万円となっています。

分譲戸建(建売り)|すぐに入居できる完成済み住宅

\分譲住宅とは?/

土地付きで販売される一軒家・戸建て住宅のこと。分譲地で何棟かまとめて売り出されることもあり、完成を見てから購入できるのが特徴。

メリット|分譲・建売り

  1. 完成済みの家を見て購入できる
     完成した家を内覧できるため、間取りや日当たりを見ることができ入居後のギャップが少ないです。人気のエリアや戸数が少ない場合、建築前に売れてしまう場合があります。その場合は、同じタイプの家を見学できないか確認してみましょう。
  2. 入居までが早い(最短2週間〜)
     すでに完成しているため、契約から即入居も可能です。
  3. 価格が明確でわかりやすい
     土地+建物の総額表示が多く、予算管理がしやすいです。土地・建物・外構などを別々に準備する必要がないので費用をグッとをさえることが可能です。
  4. 分譲地内で環境が整っている
     大規模な区画で織り出される場合、道路・公園・街並みが整備され、子育て世帯に人気があります。学校のそばに作られることも多く、通学に便利です。
  5. 手続きがシンプルでスピーディー
     土地探し、設計、建築会社の選定といった多くのプロセスが不要です。契約・ローン審査も短期間で完了します。

デメリット|分譲・建売り

  1. 間取りやデザインを選べない
     間取りや内外装のデザイン、設備などを選べません。「ここに収納がほしい。」といった変更はまったくできません。外観が似ていて、個性を出しにくいと感じる人もいます。
  2. 建材や設備のグレードが標準仕様の場合が多い
     コストを抑えるために、建材や設備が一般的なグレードに統一されていることが多く、こだわりを反映しにくいです。断熱性・耐震性などは最低限といったことも。
  3. 施工品質を確認できない
     建築過程を見られないため、内部構造の確認が難しいことがほとんどです。
  4. 立地の選択肢が限られる
     大規模な分譲地を狙っている場合は、販売場所が限られるため、広く情報を集めるようにしましょう。規模にこだわりがなければ、古い建物が壊された跡地に建築されることも多いので、住みたいエリアを実際に歩いてみるといち早く情報をGETできます。
  5. 分譲地では子育て世帯が多く、近所付き合いが多くなりがち
     「子どもに同年代の友達のいる環境を与えたい。」「親同士の付き合いを楽しみたい。」といった場合はむしろメリットですが、仲の良い知り合いが増えるというのは、実際トラブルの元でもあります。一度仲がこじれると、距離が近い分疎遠にもなりやすく、良好な関係を保ちたいご近所付き合いのリスクにもなります。

⚠️ よくある後悔例

分譲・建売りの場合・・

外観や価格で即決し、断熱性や日当たりを後悔するケースもあります。
可能なら「朝・昼・夕方」に再見学するのがおすすめです。住んでからの電気代や快適さも重要なので、断熱性能の等級も要チェックです。

実際に住むまでの流れと期間|分譲・建売り

住み始めるまで、おおむね2週間から2ヶ月必要です。

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ステップ期間目安内容
① 内見・比較検討数日〜2週間現地を見て候補を選ぶ
② 売買契約・ローン審査約2〜3週間契約と融資手続き
③ 引き渡し・登記約1〜2週間残金決済・登記・鍵受け渡し
④ 引越し・入居約1週間以内即入居も可能

坪単価の平均は約50万円〜70万円となっています。

後悔しない選択をする方法

おしゃれば家の街並み。新築住宅が並んでいる。
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住宅種類向いているタイプ特徴メリット注意点
注文住宅じっくり派
理想追求型
ゼロから設計
自由度MAX
理想の家が実現費用と期間がかかる
規格住宅バランス重視
こだわり少ない
仕様が決まっていて時短コスパ・安心感◎間取り変更に制限あり
分譲戸建
建売り住宅
スピード重視
予算優先
完成済みを購入即入居・価格明確自由がほぼない

“今の暮らし”と“将来の暮らし”を分けて考える

家族構成や働き方の変化を見越して選択しましょう。転職の予定があるなら先に決めておいたり、子供の通学についても検討しておく必要があります。同居人数の変化もできる限りシュミレーションしておきましょう。

優先順位を決める(価格/自由度/入居時期)

何を一番大切にするかを決めておくと迷いにくくなります。特にローンや頭金などの予算についてはしっかり確認が必要です。不用意に住宅以外のローンを組むことは控え、すでに借りている場合は返済が滞らないように注意しましょう。住宅ローンは高額になるため、審査はかなり厳格です。

モデルハウスや完成見学会で体感する

写真ではわからない“居心地”や“光の入り方”を実際に確かめてみると、イメージがつかみやすいです。中には展示場へ行く前に、SNSやブログを通して紹介を受けると、特典を受けられる場合があるので調べてから見学するようにしましょう。

モデルハウスは敷地が広大で、豪華な仕様になっていることも多いです。可能であれば実際の暮らしに近い、個人の住宅の見学も利用しましょう。

まとめ|理想と現実の“ちょうどいい”バランスを見つけよう

家づくりに“正解”はありません。様々な選択肢があるからこそ、「どんな暮らしをしたいか」という自分たちの軸を見つけることが大切です。それが、後悔しない家づくりの第一歩です。

家族・パートナーとたくさん話しあって、後悔のない選択を一緒に探していきましょう。そのお手伝いができれば幸いです。

はぐみ

ご覧くださってありがとうございました。

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