- 何を備えればいいか迷っている
- 収納や予算に合わせて無理なく備えたい
- 「それは忘れていた」という抜け漏れをなくしたい
はじめに|備蓄は「量」よりも「種類」が先
備蓄というと「どれくらいの量を用意するか」に目がいきがちですが、
まず大切なのは何を備えておくかという“種類”の視点です。
収納スペースや予算は家庭ごとに違うからこそ、
まずは抜けをなくすことが、いちばん現実的で効果のある備えになります。
いざ災害や、買い占めが起こってからでは手に入りにくいため、普段からの防災意識が大切です。
わが家の体験|“代替できないもの”は先に持つ
コロナ禍のとき、夕方のニュースで「トイレットペーパーの買い占め」を知り、青ざめました。
なぜなら、そのとき家にあったのはたったの1ロール。明日には買いに行かないと!と思っていた矢先の出来事でした。
実際には在庫は十分あったと言われていますが、時すでに遅し・・・。手に入ったのは、いつもなら絶対に買わない高級なもの。しかも1ロールのみ。1週間ほどは、近所では手に入らない状態が続きました。
このとき強く感じたのは、
👉 必要なものでも、タイミング次第で手に入らない
👉 代替できないものほど優先して備えるべき ということでした。
はぐみ元々はストックを持たない生活でしたが、この経験から考えを改めました。次のような「生活に直結するもの」を少し多めに備えています。
代替が難しいものは、なくなる前に買う!
- トイレットペーパー
- 生理用品
- 地域指定のゴミ袋
- 災害用トイレ
👉防災備蓄はむやみに買いすぎるより、「代替できるかどうか」
も大切な視点ですが、やっぱりどうしても必要なものもあります。
備蓄チェックリスト(種類重視)
本気のサバイバル目線であれば、不要なものも多いです。が、ここではなるべく日常生活を送れることを目標にリストを作りました。
まずは「自分の生活に必要か。」「家族が安心して過ごせるか。」を確認していきましょう 必要だと感じたら、少しずつ買い足して備えましょう。
ゴミ・におい対策|見落としがちな対策


- 地域指定ゴミ袋:あらゆる事態を想定して、多めに持っておくと安心
- ゴミ袋:半透明の汎用性が高いもの
- 防臭袋:生ごみなどを一時保管するのに便利
- 新聞紙・紙袋:水気のあるものを捨てるのに役立つ
- ビニール手袋:断水時などにあると心強い
- 重曹・クエン酸:消臭・汚れを落とすのに使える
👉 ゴミが処理できないと、ニオイによるストレスが高まります。
しっかり対策しておきましょう。
トイレ関連|最優先レベル


- 簡易トイレ本体:組み立て式やポータブル式がある
- 凝固剤:ビニール袋とセットになったタイプが一般的・自宅使用に適している
- トイレットペーパー:流せるうちは必須・代替が難しい
- 防臭袋:大きめがあると便利・匂い漏れの少ない高品質タイプあり
- 消臭剤:必須ではないがストレス軽減に役立つ
- ペット用シート:普段から使う場合は多めにストック
- ネコ砂:ペットはもちろん、凝固剤の代わりとしても使えて防臭効果も高い
👉 トイレは“我慢できないインフラ”
衛生状態を悪化させないためにも各自で優先的に準備しましょう
衛生・清潔|生活の質を守る


- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- マウスウォッシュ
- マスク
- ウェットティッシュ
- ボディシート
- アルコール消毒
- ペーパータオル
- 石鹸・ボディソープ
- ドライシャンプー
- 綿棒・ティッシュ
👉 水がなくても清潔に保てるか、がポイントです



すべて必須というわけではありません。それぞれに合ったものを揃えるヒントにしていただければと思います。
食料(普段使いベース)


- 米:長期保存なら玄米・断水時は無洗米も便利
- パスタ/乾麺:長期保存が簡単
- シリアル:手軽で甘味代わりにもなる
- レトルト食品:常温保存ができる・温めずに食べられるものも準備しよう
- 缶詰:不足しがちなタンパク質を補える
- プロテイン:高タンパク質で備蓄に適している
- フリーズドライ食品:お湯を用意できるならスープなどが飲める
- 乾物:わかめ・高野豆腐
- 野菜ジュース:不足しがちなビタミン類を補給できる
- 栄養補助食品:普段から食べる機会があればローリングストックできる
- いつも食べているお菓子類:精神の安定に必要
- 調味料:塩・醤油・味噌・スープの素・命をつなぎ、満足度も高まる
👉 食べ慣れているものが一番強い
長期保存が可能な商品は、大量に買う前に味見しておくと安心です。
調理・エネルギー|


- カセットコンロ:使用期限10年ほど・時々使って慣れておこう
- ガスボンベ:使用期限7年・高音になる車内や屋外での保管はNG
- ライター:チャッカマンやマッチなどでもOK
- 固形燃料:使用期限が半年と短い・普段使わない場合は慎重に検討
- アルミホイル:調理に使用できる
- 使い捨てのアルミ鍋:鍋やフライパンの代わりに使用できる
- ラップ:断水時にお皿を洗う回数が減る便利アイテム・怪我をした時の止血にも使える
- 紙皿/紙コップ:使い捨ての食器は気軽に使えて、地震で割れる心配もない
- ジップ付き袋
👉自宅避難の場合は、炊き出しに参加できないこともあるので準備が欠かせません。
水・飲料


- 飲料水:割り高でも500mlのペットボトルで用意すると使いやすい
- 水タンク:給水を受ける際に必須
- タンクを運ぶ台車:キャンプ用の大きなもの・折りたたみ式などがある
- 浄水器:より高いレベルの備え
- スポーツドリンク:真夏に被災した場合にあると安心・塩飴などで代用可能
- 粉末飲料:水にさっと溶けるタイプなら、ペットボトルに入れてお手軽に味を変えられる
- 好みの飲み物:あれば嬉しい



水さえあれば水分補給はできますが、好みの味のものがあれば安らぎます。
医療・ケア用品


- 救急セット:ガーゼやテープ・ピンセットなど
- 常備薬:解熱剤や総合風邪薬
- 整腸剤:普段から飲んでローリングストック
- サプリメント:不足しがちなビタミン、ミネラル補給に役立つ
- 絆創膏
- コンタクト用品
- メガネ
【番外編】災害持ち出し品|普段使っているものも忘れずに


貴重品
- スマートフォン
- モバイルバッテリー
- 財布:マイナンバーカード・免許証
- 鍵
- 携帯ラジオ:買ったら一度は使っておく
- 家族の連絡先メモ:アナログでも準備しておく
- 印鑑と通帳
👉最近はネットバンクの利用者も増えてきています。それ自体は特に問題ないのですが、
窓口の多い大手銀行でも契約しておくと、災害が起きた後の混乱の中でも現金を確保しやすいです。
👉貴重品はすぐに持ち出せる場所に置いておきましょう。まとめて入れられる防水ポーチも近くに置いておくと、いざという時慌てません。
その他便利グッズ
- 布ガムテープ:修理・メモ帳代わり
- 油性マジックペン
- 養生テープ
- 電池
- ランタンなど置き型の照明器具
- ケミカルライト:電源不要なため、複数箇所に置いておくと停電しても慌てません。
- カイロ
- うちわ
- お菓子
- トランプなどアナロググッズ
備蓄量の目安|ひとり分 × 世帯人数
- 水:2〜3L・飲んだり、調理に使う
- 生活用水:期限切れの、水のペットボトルを取っておく(飲めると言われています)・あるだけ助かる
- 災害トイレ:1日10回
- 主食:レロルトご飯なら3パック
- おかず:缶詰3缶
乳幼児に必要な備え|日用品


- ミルク
- 離乳食
- オムツ
- おしりふき
- ベビー綿棒
- ベビー爪切り
- 防寒具
- ブランケット
高齢者に必要な備え|日用品


- 常用薬 / お薬手帳処方
- 血圧計 / 体温計
- 入れ歯 / 洗浄剤
- 経口補水液
- 柔らかい食品:飲み込みに不安がある場合は準備が必要
- 大人用オムツ
- 杖 / 歩行器
- 老眼鏡
- 補聴器 / 電池やバッテリー
👉 ご本人の自宅はもちろん、別居の家族も、ある程度備えておくと安心です。
ひとり分、1日の目安です。
最低1週間程度の備蓄が推奨されています。必要に応じてご準備ください。
「なぜ備蓄が必要か?」防災備蓄の基本を知りたい方はこちらから


まとめ|まずは“抜けをなくす”ことから
備蓄で一番大切なのは、量ではなく抜けをなくすことです。
完璧な備蓄・防災を目指す必要はありません。このリストを見ながら、足りないと気付いたものを少しづつ揃えていくだけでOKです。
その積み重ねが、暮らしの安心感に変わります。



いつもの生活を止めない準備を、一緒に始めましょう。








